インフレ
ここのところインフレ傾向が鮮明になってきました。消費者物価指数が前年比1.3%増?くらいだったと思いますが、近年に無い高い数値のようです。我々の生活は大丈夫でしょうか?
インフレは困るで
企業物価指数は少し前から+2%くらいが続いてますので、今回消費者物価指数が上がったのは、値上げ抑制を続けて来た企業が耐え切れなくなって製品価格を上げた事によるものでしょう。パンとかビニール製品とか結構値上がりしてますよね?
しかしながらデジタル家電なんかは大幅な値下がりが続いているようで、それが物価指数を押し下げる働きをしてますので、その辺を除くと生活必需品の実際の上昇幅はもっともっと上がってんでしょうね。ちなみに家電の値下がりは採算度外視の中国企業の乱売による影響と思います。
普通、インフレというと物価上昇→賃金上昇→金利上昇、となるのでしょうが今回はどうでしょう?今の物価上昇の背景は資源価格の高騰によるものですから「コストプッシュインフレ」と呼ぶそうです。全世界の景気が好調ですので生産原料の需要過多による世界的インフレとなってます。
特定の国・地域の景気が良くなって、その結果から来る特定国のインフレであれば賃金上昇→金利上昇と図式も素直に成り立つと思います。輸出代金回収による外からの資金流入によるインフレなので、賃金・金利を上げてもゆるやかに吸収出来るものと思われます。
しかしながら、今回のようなコストプッシュインフレの場合はそうもいかないでしょう。特定国の規模拡大による資金供給過多という訳では無いので、どちらかというとスタグフレーションになる可能性が高いと思われます。
少し前にやたらと「ベースアップ」とかの賃金上昇の話題がメディアで出てました。その時は経団連やら政府のお偉方がしきりと賃金上昇の必要性を説いてましたが、今から思えば意図的にインフレ方向に持って行こうとしていたのかもしれません。結局ベースアップ機運は腰折れとなりましたが、派遣社員の処遇改善といった低所得者層の賃金上昇策は実施しましたので、ある程度の目的は達成したのかもしれません。
今回のインフレは日本経済にとってはイタイと思います。2003年ごろから拡大を続けて来ましたが、2007年ごろには既に景気はピークアウトしてしまっています。インフレにより止めを刺される形になるでしょうから、しばらくは景気後退が続くと思われます。
株の暴落は近いうちにまた来るんじゃないか?と思ってます。アメリカの景気破裂はこれからでしょう。サブプライムはきっかけに過ぎす、これからはアメリカ版不良債権問題が噴出して来るものと思われます。双子の赤字をごまかす為のファイナンスを続けて来たアメリカのバブル破裂は修復は相当難しいでしょう。輸出競争力を持っていた日本とは次元が全く違います。
さて、どうなるんでしょうか?
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