不良債権
ここんとこ株が上がってます。「サブプライムローン問題は収束」という記事を新聞なんかでよく見ます。かなり寝とぼけた事書いてるなぁ~。ちなみにオジは新聞を取ってません。あんなもん金のムダです。
新聞なんかいらん
オジの手元に去年8月の「週刊エコノミスト」があります。「今後の市況予測」みたいな題で、銀行とか外資系証券の著名アナリスト達が、08年3月までの株式市況の予測をしている記事がありました。全部で10人くらいなんですが、その10人全員が08年3月時点の日経平均株価は1万6千円~2万1千円の範囲、との予測をしてます。
結果は1万2千円台。全員が大ハズレ。皆さん知能指数の高い方達ですので、わざと外した事言ってるんじゃないかと思いますね。所属先の会社は金融機関ですので、基本的に相場が上がらないと商売に影響します。その辺の圧力を大いに受けている子飼のアナリスト達ですから、一応に上げ潮路線の発言しかしないんでしょうねぇ。
著名アナリストの予測は全くアテになりません。あいつらアホです。
その延長線ですが、サブプライムローン問題も大した事ないと言う意見を良くみますが、それもかなり怪しいですね。オジはサブプライムは世界の時限爆弾だと思ってます。何度も言いますが。
アメリカのサブプライムローン問題と日本の住専処理は良く似てると思います。住専問題はオジがまだ学生の頃の話なので詳しくはしりませんが、なんせ過剰な住宅系融資をしていた会社が吹っ飛んだ、という雰囲気は理解できます。住宅融資という点でサブプライムとおんなじですね。
注意しなければいかんのが、住専の時もそうですが、住宅バブルの崩壊は金融バブル崩壊前座に過ぎないという点です。日本の住専はその後に続く不良債権問題の下っ端に過ぎませんでした。
ちなみに日本の住専処理の損失は6兆円。その後の一連の不良債権処理の損失が25兆円だそうです。結局、住宅バブルのダメージより、その後の金融バブル崩壊の方が4倍以上にも膨らんじゃってます。
サブプライムローンの損失は最終的にどれくらいになるのでしょうか?当初は10兆円程度と言われてましたが、時間が経つにつれて雪だるま式に増えて行き、足元では40兆円とか言われてます。元本総額が150兆円なのでまだ損失は膨らむでしょうね。皆さん楽観的な予測しかしない、というか立場上それしか言えないのかもしれません。
オジの予想では最終的には元本総額の60%程度=90兆円くらいが損失になるんじゃないかな、と思います。担保不動産による回収で大部分がカバーされると言う意見もありますが、そんなの大ウソです。現時点のアメリカの不動産価格事態がバブルで不当に吊り上げられた値段なので、保全として見れるレベルのものじゃありません。日本はどうでしたか?90年に売り出された住宅が、03年にはどうれくらいの値段になってたでしょうね?
でもって、サブプライムは前座に過ぎません。その後には間違いなく不良債権問題様が登場します。そのインパクトは日本の例で行くと住専の4倍でしたから、360兆円くらいの損失になるんですかね?額が大きすぎてよく分かりませんが、少なくとも100兆円規模のメガトン級の爆弾が炸裂する可能性が高いと思われます。
そんな事になってアメリカは大丈夫?はい、大丈夫じゃありません。終わりでしょう。
アメリカの経済規模は日本の2.5倍程度だったと思います。日本は25兆円の不良債権問題で10年間沈みました。アメリカの耐久度としては25兆円の2.5倍の60兆円くらいが限界か?だとするとサブプライム問題だけで吹っ飛びそうですね。
もっとも、サブプライムはハイテク金融商品で詐欺的に全世界、特にヨーロッパが負担を分担させられてますので、損失の全てがアメリカに降りかかるという訳ではありません。だからまだ危機感がいまひとつなのかもしれませんね。
いずれにせよ住宅バブルで支えられてきたアメリカの個人消費景気は既に終焉を迎えてしまってます。景気後退は確実です。景気後退になるかどうかの議論は既に結論が出てしまっているので、今後の関心はアメリカへの資本流入が止まるか?という点ですね。これについてはまた今度書きます。
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